ゼンハイザー ギターワイヤレスセットを購入しました!

先日、ゼンハイザー ギターワイヤレスセットを購入したのですが、スタジオ練習・セッションなどでとても使い勝手が良かったので紹介します!
ジャズギターをやっている方にもおすすめのギターワイヤレスセットです。
ゼンハイザー ギターワイヤレスセット
ここ数年安価なギターワイヤレス製品がいろいろなメーカーから発売されずっと気になっていたので思い切って購入しました!

購入したのは

SENNHEISER/ XSW-D INSTRUMENT BASE SET

です!




ゼンハイザーはドイツの有名な音響メーカーで近年だと業界1、2を競う高音質なノイズキャンセリング機能付きの完全ワイヤレスイヤホンが有名です。

高音質なワイヤレスイヤホンを開発しているといった背景もあり、
音質面も実用面でもゼンハイザー ギターワイヤレスセットは非常に品質の高い製品です。


実際に使ってみて、ケーブルの取り回しの手間が省けてスタジオ練習・セッションなどでギターをセッティングするのがとても楽になり tataにとって必須のツールとなってしまいました。

使い方は簡単で、ギターのマークがある送信機をギターのアウトプットジャックに、 アンプのマークがある受信機をアンプのインプット端子に入力して電源をONにすれば自動的にペアリングされ使用することができます。

下記は実際にフルアコとセミアコに送信機を接続した写真です





1つ目の写真がフルアコに取り付けたものです。少しわかりづらいですが下部にジャックがあります。
2つ目の写真はセミアコに取り付けたものです。

ジャックの先端が折れ曲がるタイプですし、シンプルなデザインなので接続しても変に目立ったりしません。



見た目的に送信機が見えない方がいいという方は付属のアダプダーを使うといいと思います。


下記は受信機をエフェクター側に接続した写真です。

ディレイ/リバーブは薄く常時ONにしたまま使用しているため、スタジオ練習/セッション時では床置きせずにアンプ上部において使用しています。
足元がごちゃごちゃしなくていいので便利です。


音質も普段シールドを使用している時と変わらずで、不自然な感覚は一切ないですし、音の遅延も体感上は一切ないです。(レイテンシーは4msecなので当然ですね)


連続使用時間は最大5時間で、1回のスタジオ練習/セッションで十分使用できます。


■運用上のポイント
連続使用時間は最大5時間となっていますが充電し忘れなどで演奏中に電池切れにならないよう、フル充電しておくのがいいとおもいます。

 しかし、充電は送信機/受信機とも個々に充電しないといけないため結構面倒です...
そこでギターワイヤレスセット充電に適している充電器を探してみました!
よくある2口のUSB充電機でもいいのですが、出先で充電できた方が充電し忘れの心配もないため モバイルバッテリーかつ、2口のUSBポートがあるもので価格と機能のバランスをみながら調べてみました。

結果、AnkerのUSBポートが2口あるモバイルバッテリーがコスパ的にもおすすめです!


ということで、別途AnkerのUSBポートが2口あるモバイルバッテリーと短め(15cm)のUSBケーブルを購入しました。
これは直接ACコンセントに接続しモバイルバッテリーの充電もでき、ワイヤレスセット充電も2つ同時にできるのでとても便利です。



比較的小型なのでギグバックに入れて持ち運べますし、スマホ充電もできるので購入して正解でした!








ギターワイヤレス製品について
シールド(有線)をワイヤレス化(無線)するための送信機と受信機をセットで使う製品で下記のような様々なメーカーから発売されています。


安価なものは1万円ほど、高価なもので5万円ほどの製品もあります。


■ギターワイヤレス製品 メーカ例
・Xvive
・Boss
・Line 6
・Shure
・Sennheiser


数ある製品の中からなぜゼンハイザー ギターワイヤレスセットを購入したのか検討内容を紹介します。


結果、ゼンハイザー ギターワイヤレスセットの購入に至ったのですが、
大満足でしたし、このブログを観てくださっている方もほぼ同じような考えに行き着くと思うので検討内容を紹介したいと思います。


製品選定について
購入する時どのメーカーのものにしようか悩みましたが、
下記の項目を考慮し選定を行いました


①ジャズギターで使用(フルアコ、セミアコ)
②スタジオ練習・セッション・自宅練習の使用を想定
③連続使用時間/遅延時間/通信の安定性など
④音質
⑤価格/デザイン


①ジャズギターで使用(フルアコ・セミアコ)
フルアコ・セミアコで使用することを想定していたので、ジャックの先端が折れ曲がるタイプが必須としました。

これは特にボディ側面にシールドジャックがあるフルアコに当てはまるのですが、 ワイヤレス送信機をつけた状態で壁などに打つけたり、送信気をつけたことを忘れてスタンドに置いたときに、 ボディにダメージを与えて、最悪ボディにヒビが入ってしまう恐れがあるためです

ジャックの先端が折れ曲がるタイプ
・Xvive XV-U2
・NUX B-2
・SENNHEISER XSW-D INSTRUMENT BASE SET


②スタジオ練習・セッション・自宅練習の使用を想定
これは使用中のバッテリー切れや、突然の故障/不具合を考慮し、ライブでは従来通りシールドケーブルの使用を考えており、 万が一トラブルがあっても影響の少ないスタジオ練習・セッション・自宅練習の使用を想定とすることにしました。


ギターワイヤレス製品の形状には下記3つのものがあります。
1.送信機、受信機共に小型のタイプ
2.受信機がペダルタイプ
3.送信機がボディに直接取り付けられないタイプ

セッションなどで自分の番が回ってきたときに、さっとセットアップできる「1」の送信機、受信機共に小型のタイプが適していると思いました。

また、スタジオ練習・セッション・自宅練習となると通信可能範囲や、チャネル数についてはあまりこだわる必要はないと考えました。
ただし、バッテリー持ちは長い方が管理/運用が楽だと思います。

以上のことからプロがライブステージで使用するほどのハイスペック機でなくてもいいとしました。


③連続使用時間/遅延時間/通信の安定性など
連続使用時間は長いものだと単3電池交換式で12時間以上、短いものだと5時間ほどとなってます。
連続使用時間は長いに越したことはありませんが上記①、②の検討事項を考慮すると小型軽量機が適しているとしましたし、5時間もてばスタジオ練習・セッションは十分だと思いました。 自宅環境下では1日5時間も練習はしないので(笑)十分ですが、「何度も充電するのが面倒だな」くらいですね。


遅延時間については特段考慮はいらないと判断しました。
BOSS WL-20 で2.3msec
安価なXvive  XV-U2で6msec
と10msec以下の製品が多いです。

仮に10msecの遅延があるとしても、音速が約340mなので
3.4m離れたところから音が聞こえてくるのと変わらないので
現在販売されている製品ならどれでも違和感なく使用できると思います。

通信の安定性について 現在発売されている製品の大半は2.4GHz帯を使用したものになります。
2.4GHz帯は、Wi-Fi、Bluetoothや電子レンジなどの機器も利用する周波数帯です。
使用環境や製品によっては電波干渉が起きてしまうため留意が必要です。
※自宅でWi-Fi使用&電子レンジ使用中に問題なく使えるか検証してみましたが問題なく使えました。


④音質について
レビューなどを見るとシールドケーブルとは若干音質が異なるとか、安価な製品は音が細いといった意見が散見されたので 価格はいったん考慮から外し、小型軽量で音質がいいものでいうと

・SENNHEISER XSW-D INSTRUMENT BASE SET
・BOSS WL-20

あたりがいいと思いました。


⑤価格/デザイン
一番安価なXvive  XV-U2で9000円ほど、 ゼンハイザーの製品で34000円ほどと価格に大きな差がありましたが、上記①〜④の考慮事項 特に音質面を考慮するとゼンハイザーしか選択肢はないかなと思います。
またゼンハイザーのギターワイヤレスセットは質感も高級感がありますし、デザインもシンプルでギターに取り付けても目立たないと思い 長く使うことを考えると少し値段が高くても、ゼンハイザーのギターワイヤレスセットを購入するのが幸せになれると思いました。

結果、ゼンハイザー ギターワイヤレスセットがおすすめです

①フルアコ、セミアコでの使用を想定
②スタジオ練習・セッション・自宅練習の使用を想定
③連続使用時間/遅延時間/通信の安定性は通常使用で不便なく使えればok
④音質はできるだけいいものがいい
⑤シンプルで上質なデザイン
⑥上記を満たしていれば価格はあまり気にしない

これらの条件に当てはまる方は2021年2月現在ではゼンハイザー ギターワイヤレスセットが断然おすすめです!


また、運用面を考慮するとAnkerの給電ポートが2口あるモバイルバッテリーを携帯しておくとより便利です。





番外編 ゼンハイザー以外の選択肢について

■もっと安価なものがいい人向け
ゼンハイザー ギターワイヤレスセットは34000円と比較的高価な部類に入ると思うので予算が足りないという方は

・Xvive XV-U2
・NUX B-2

がおすすめです。

理由としてはフルアコ、セミアコに接続する想定だとジャック部分が折れ曲がるタイプが必須だからという点と価格が1万円ほどと最も安価な部類のものだからです。

音質はさすがにゼンハイザーには敵いませんが、3分の1の価格というのはとても魅了的だと思います。


■ジャック部分が折れ曲がるものでなくてもいい人向け
ジャック部分が折れ曲がるものでなくてもいいストラトキャスターなどお使いの方や、 延長用の短めのパッチケーブルを間に接続し、送信機をストラップに取り付けたり、ポケットにしまう方法でもいい方は

・BOSS WL-20

も選択肢に入れていいと思います。
理由としてはBoss製品という安定と信頼感、価格もゼンハイザーの3分の2と比較的安価、シールドのトーンシミュレーションがあり音質面でも期待できるからです。


ギターワイヤレス製品は1度使うと元に戻れないほど便利なので、是非導入を検討されてはいかがでしょうか?












Thomastik-Infeld
12-50フラットワウンド弦

サウンドハウスで購入

Thomastik-Infeld
11-47フラットワウンド弦

サウンドハウスで購入