フルピッキング練習のアイディア Part1




今回は基礎練習としての「フルピッキング練習のアイディアPart1」を紹介したいと思います。


この基礎練習では8分音符、3連符、16分音符の弾き分けや3拍子のリズムに合わせたピッキング練習メニューで、 ピッキングの精度向上、リズムトレーニングや指板の配列把握が深まる内容となっているので、 是非最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

練習概要
■所要時間

・5-15min 


■期待される効果

・フルピッキング精度の向上、音価の弾き分け
 > 4/4拍子上での8分音符、3連符、16分音符

・3/4拍子のリズム感向上、音価の弾き分け
 > 3/4拍子上での8分音符、3連符

・指板の配列把握

・テンポ毎の自分のフルピッキングの限界把握


■対象者

・すべての演奏レベルの方
 > ブランクのある方、ピッキング精度向上したい方、基礎練習を普段やってない方に特にオススメです。


■練習内容

・中指ルートポジションのバークリー式運指でアイオニアン〜ロクリアンの7種のスケールの上下降
 > 4/4拍子 BPM=115で8分音符、3連符、16分音符でスケールの上下降
 > 4/4拍子 BPM=130で8分音符、3連符でスケールの上下降
 > 3/4拍子 BPM=130で8分音符、3連符でスケールの上下降
※テンポは自分の弾ける範囲で変更して頂いで構いません。


■譜例サンプル① 4/4拍子 8分音符、3連符、16分音符でスケールの上下降


このような形で同じ音を複数回ピッキングしつつスケールを上下降していくトレーニングになります。

このパターンで7種のダイアトニックスケールに当てはめてトレーニングを行います。

運指は今回、中指ルートのポジションとします。


※運指のパターンは適宜変更していただいて構いませんが、トレーニングの効率を上げるため規律性を守った運指としてください。


特に16分音符でのフルピッキングが難しい方はピックを持つ手側に問題がある可能性が高いと思います。
力が入りすぎていたり、指の関節、手首、腕の関節の屈伸が適切になっていない等ピッキングフォームの改善をされると良いと思います。
私の場合は、親指の第一関節、人差し指の第一、第二関節の屈伸を利用することとピックを持つ手の脱力を意識したらピッキングが改善されました!

ぜひ参考にしてみてください!


音源
■音源① 4/4拍子 BPM=115で8分音符、3連符、16分音符でスケールの上下降




■音源② 3/4拍子 BPM=130で8分音符、3連符でスケールの上下降



タブ譜
タブ譜を見るより下に記載しているダイヤグラムを見たほうが理解しやすいと思いますが念のためPDFの譜面もこちらに用意しておきます。
■4/4拍子 6弦ルートパターン
■3/4拍子 5弦ルートパターン

6弦中指ルート運指ポジション ダイヤグラム
■6弦中指ルート Ionian


■6弦中指ルート Drian


■6弦中指ルート Phrygian


■6弦中指ルート Lydian


■6弦中指ルート Mixolydian


■6弦中指ルート Aeolian


■6弦中指ルート Locrian

5弦中指ルート運指ポジション ダイヤグラム
■5弦中指ルート Ionian


■5弦中指ルート Drian


■5弦中指ルート Phrygian


■5弦中指ルート Lydian


■5弦中指ルート Mixolydian


■5弦中指ルート Aeolian


■5弦中指ルート Locrian












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