ジャズギター上達に効くセルフコーチングとは?|練習の質を上げる3つの考え方


ギターがなかなか上達しない人の多くは、「練習のやり方」ではなく「考え方」に問題があります。

その中でも特に重要なのが「セルフコーチング」です。

今回は、ギター上達に直結するセルフコーチングの考え方と、具体的なやり方について解説します。


以前、ギターの先生にこんなことを言われました。

「上手くなりたいなら、練習中に自分でコーチングしながら弾くといい」

当時はあまりピンと来ませんでしたが、今になってその重要性を強く感じています。

その先生は若い頃、毎日2時間ノンストップで基礎練習をしていたそうです。
単に量が多いだけでなく、その2時間の練習内容を自分で設計している点が非常に重要だと思います。

ライブやセッションで出会う上級者にも共通点があります。

・良い師に出会っていること
・セルフコーチングを徹底していること

日々の練習メニューを、自分の課題に合わせて組み立てている人ほど上達が早いと感じます。


セルフコーチングとは、その名の通り「自分で自分をコーチすること」です。

コーチングとは、相手に答えを与えるのではなく、
相手の中にあるものを引き出し、目標達成を支援することを指します。

つまりセルフコーチングとは、

・自分の課題に気づく
・改善のための行動を考える
・実行し、結果を検証する

このサイクルを自分自身で回していくことです。

これはギターの世界だけの話ではなく、スキル習得全般に共通する考え方でもあります。



まずは次の3つを設定します。

・目標設定
・行動計画
・得られる効果

① 目標設定

何をできるようになりたいのかを明確にします。

例えばギターであれば

NG例:
「上手くなりたい」

OK例:
「8分音符のピッキングで粒を揃える」
「コードトーンを意識してソロを組み立てる」

このように具体化することで、練習の質が大きく変わります。

② 行動計画

目標達成のために何をやるかを決めます。

・教則本を1冊やり切る
・特定のフレーズを繰り返し練習する
・自分で練習メニューを作る

どの方法でも問題ありませんが、目的と一致していることが重要です。

③ 得られる効果

その練習によって、本当に目標に近づくのかを検証します。

効果が薄いと感じた場合は、行動計画を見直します。

重要なのは、「目的なく練習しないこと」です。

上達が早い人ほど、常に
「今の練習は何のためか?」
を自分に問い続けています。


セルフコーチングを行うことで、次のような変化が起きます。

・今まで意識していなかったことに気づく
・固定観念から脱却できる
・フレーズの応用力が上がる

以前書いた
「ルートを小指で弾くスケールポジションの運指を鍛える」
も、こうした気づきから生まれたものです。

今回は少し抽象的な内容になりましたが、
セルフコーチングは「練習の質」を根本から変える力があります。

まずは一度、紙やメモに

・目標
・行動計画
・得られる効果

この3つを書き出してみてください。

これだけでも、練習の質は確実に変わります。

次回は、より具体的な練習メニューの作り方について実例を交えて紹介したいと思います。

また次回もよろしくお願いいたします。