ジャズギターでソルフェージュ②


前回の「ジャズギターでソルフェージュ①」の続編として
自由にインプロヴァイズするのにも役に立つ、様々な音階をソルフェージュで歌うエクササイズを紹介していきます。



前回は以下の3つの項目について書いていきました 。


「#,bを含む12音の階名の読み方」

「移動ドでの譜面の読み方」

「スタンダード曲をソルフェージュで歌う」


今回は毎日の基礎練習に取り入れることのできるエクササイズについて書いていきます。

様々な音階のモチーフを歌う

ここでは特定のインターバルを歌う練習を行なっていきます。

例えば、
Do → Re 2度インターバル
Do → Mi 3度インターバル
Mi → La 4度インターバル
Fa → Re 6度インターバル

といった感じで、2度、3度、4度、5度、6度、7度のインターバルのパターンをやっていきます。


このエクササイズをやると様々なインターバルパターンの音感を鍛えることができるので、
普段、インプロビゼーションをする際に頭の中で鳴っている音と、ギターで弾く音が一致してくるはずなので、
より歌心のある演奏ができるようになると思います。


階名を歌いながら、同じ音をギターで弾いてみるのもいいと思います。


音感が鍛えられるだけでなく、スケール練習、運指練習、ピッキング練習にもなり、効率の良い基礎練習になると思います。


また、エクササイズは1オクターブ内で完結するようになっておりますが、ギターなど楽器の練習に用いる場合は
音域を広げでやってみたり、様々なポジションで弾いてみたり、特定の弦のみで弾いてみると自由にインターバルパターンを弾くことができます。


では実際に2度インターバルから挑戦してきましょう!


インターバルエクササイズ

■2度インターバル




■3度インターバル




■4度インターバル




■5度インターバル


※8vbと表記の箇所は1オクターブ下げです。


■6度インターバル


※8vbと表記の箇所は1オクターブ下げです。


■7度インターバル


※8vbと表記の箇所は1オクターブ下げです。



歌うのも、ギターで弾くのもインターバルが広くなると難しくなってきます。
また、Cキーで一通りできるようになったら、F→Bb→Ebと4度づつキーを変えて練習していくといいです。


■歌うときのポイント

・音程が取れるゆっくりとしたテンポで歌う
・楽器の音に頼らない(歌ってから音程の確認のために音を出して確かめるのはOK)


■ギターで弾く場合

・音域を広げてみる( 2オクターブで練習する)
・様々なポジションで弾く


上記ポイントを意識して少しづづ練習していくと良いです。


最後に
如何でしたでしょうか?


地味な練習ですが継続してやっていくと、インプロビゼーションをやる上で
大きなアドバンテージとなる音感を身につけられると思います。


また、特定のインターバルをスケール上で弾き続けることは、
モチーフの練習にも繋がってきます。


今回記事を書いていく中で、特定の音の組み合わせのモチーフを弾く

「メロディックモチーフ」

が弾けるようになる練習アイディアが浮かんできたので
別の機会に紹介していきたいと思います。


また次回もよろしくお願いします!



オススメ機材紹介

ジャズギタリストにオススメの機材紹介しています











Thomastik-Infeld
12-50フラットワウンド弦

サウンドハウスで購入

Thomastik-Infeld
11-47フラットワウンド弦

サウンドハウスで購入